神ゲー？　それともクソゲー？　ピーター・モリニューから人類への挑戦　「Curiosity」話題のワケ

　「ポピュラス」「FABLE」などの生みの親として知られる、ピーター・モリニュー氏の新作がiOS/Android向けにリリースされ話題になっている。「Curiosity（＝好奇心）」というタイトルのとおり、人類の飽くなき好奇心に真っ向から挑みかかるような作品だ。

【拡大していくと、小さなブロックの集合だと分かる】

　アプリを立ち上げるとまず目に飛び込んでくるのは、巨大なキューブ状の物体。これを指でタップして破壊するのがゲームの目的だ。キューブの状態はネットワークを介して全プレイヤーと同期されており、他の人が壊した部分もリアルタイムで反映されていく。

　キューブの表面は一見つるっとして平らに見えるが、画面をどんどん拡大していくと、実は無数の小さなブロックの集合体であることが分かる。その数、実に640億個。試しに30分ほど無心で画面をタップし続けても、ズームアウトして見たら1ドットにも満たない小さな穴が空いただけだった。しかも壊せるのは最表面の1層のみで、その層をすべて壊さないと次の層には進めない。このキューブを、世界中のユーザーで協力して壊していく。現在の参加者は数十万人。アプリの配信開始から約1週間ですでに数層が破壊されたが、まだまだキューブは依然として巨大なままだ。

　無限に続くプチプチ潰しとも、超巨大ならっきょうの皮むきゲームとも言える本作。そこまでたどり着けるのはいつになるのか不明だが、キューブの中心部には、「人生を変えるほどの秘密」が隠されているという。人類の好奇心は、果たしてモリニュー氏が用意した巨大キューブに打ち勝つことができるのか。ちなみに「人生を変えるほどの秘密」にアクセスできるのは、「最後のブロックを破壊した1人のみ」というのもまたモリニュー氏らしい。


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