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朝起きれない夜眠れないといった悩みは、朝たった5分で解消!

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朝、なんとか布団から体を引きはがして起きるものの、頭はぼんやり。結局その夜は遅くまで眠れず、翌朝も起きられない…。そんな毎日を繰り返している人、多いのでは?
病院などで脳のリハビリテーションを実践してきた作業療法士の菅原洋平さんは、「よい睡眠サイクルは、朝の5分がポイントです」と言う。

「朝起きてすぐ、目で光を5分ほど感じることが大切なのです。まずはカーテンを開けましょう。冬は寒いので、窓から1m以内の場所で5分間過ごすだけでも構いません」(菅原洋平さん)

ただし、紫外線カットガラスの窓では、光が充分に得られないそう。そもそも、日当りが悪い場合はどうすればいいの?

「充分に日光が入らない環境なら、デスクライトなど、強めの照明のそばで1分間過ごします。その際、ライトの30cm以内に近づきましょう。朝起きてすぐに強い光を脳がキャッチすることで目覚めやすくなり、体のサイクルや睡眠リズムが整いやすくなるのです。このとき、光を直接見すぎないように注意しましょう」(同)

光をキャッチすると体のサイクルや睡眠リズムが整う理由は、「メラトニン」というホルモンにあるのだそう。

「メラトニンは眠気を誘う働きがあるホルモンで、夜、暗くなると急激に増えます。そして朝、強い光を目でキャッチすると、メラトニンが急激に減り、代わりにセロトニンが増えるのです」(同)

セロトニンとは、脳の興奮を抑えたり、心を安定させたりする働きがあるホルモンのこと。セロトニンが不足するとうつ病などになりやすいのだとか。

「朝、光をしっかり浴びるとメラトニンが減り、セロトニンが増えます。そのため、午前中からすっきりした頭で行動できるだけでなく、夜、暗くなったときにメラトニンが増えるリズムが作られるのです。すると、夜になると自然と眠くなり、朝になると自然と目覚めやすくなるという、よい睡眠リズムが生まれやすくなります」(同)

不規則な生活を送る人でも、夜はテレビやパソコンなどを消し、遮光カーテンで部屋を暗くして眠り、起きてすぐに日光か照明で光をキャッチするように心掛ければ、メラトニンを意識的に減らせるそう。すると、自分なりの睡眠サイクルをコントロールしやすくなるというわけ。

“朝5分間、光を見る”習慣で、心身ともに健康な生活を手に入れてみて!



作業療法士。民間病院や国立病院機構で脳のリハビリテーションに従事。脳の回復には睡眠が重要であることに着目し、臨床実践を行っている。魅力的でおもしろい病気予防をめざし、ユークロニア株式会社を設立。企業に対し、生体リズムを活用して業績を高める提案をする。著書に『あなたの人生を変える睡眠の法則』(自由国民社)がある。


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