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人脈を効率的に広げる「名刺のデジタル化」 紙の名刺は消滅?

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日々たまっていく名刺の管理に、頭を悩ませている人も多いのでは。ビジネスに利用しようにも、紙の状態ではメールひとつ送るにも手間がかかる。そんな人のためにビズアイキューが名刺をデジタル化するサービスを行っている。

「Biz-IQ Connect(ビズアイキューコネクト)」の利用方法は簡単。専用アプリを入手して会員になり、スマートフォンで名刺の写真を撮影して送信するだけ。スキャナーでは読み取れない部分もオペレーターが入力してくれるので、データの正確性は高い。

スマホをくっつけ合ってデータを送る姿に和む
読み取った名刺の相手には、サービスへの招待が送られる。登録できる名刺の枚数は最大20枚だが、招待した相手が入会するごとに登録可能枚数が1枚増える。

会員同士はスマホ経由で名刺交換ができるので、全ビジネスパーソンが入会すれば、紙の名刺はなくなってしまうかもしれない。

連絡を取るときも、アプリからその人の情報を呼び出して、電話番号やメールアドレスの部分にタッチするだけ。氏名や社名などで検索できるので、名刺の束から該当者を探し出すのに苦労していた人には朗報だ。

特に面白いと思ったのは、スマホを使った名刺交換の方法だ。専用アプリを立ち上げたスマホ同士を近づけ、表示された名刺の画像に指を置いて相手の方にスライドさせる。すると名刺の画像が相手のスマホに吸い寄せられるように動いていく。

その様子は、まるで携帯電話の赤外線通信を使った連絡先交換のようだ。スーツ姿の大人がスマホをくっつけ合う姿に和んでしまうのは、私だけだろうか。

スマホでの名刺交換はお遊びではなく、人脈形成を効率的にしてくれる。交換した名刺は自分のデータに自動的に取り込まれる。社名や部署名、肩書き、住所や電話番号が変わったときには自動的に更新され、コネクションのある人たちに通知される。

自分のプロフィールに、出身校や専攻、専門資格や職歴などを入れておくと、普通に名刺交換しただけでは分からない情報を瞬時に伝えることもできる。

名刺交換の場所もGPSで記録される
スマホならではの機能もある。このサービスで名刺交換すると、日時はもちろん、場所もGPSで記録される。メモ欄もあるので、忘れないうちに相手の特徴などを書いておくことができる。

相手がサービスに顔写真を登録していれば、それも一緒に管理されるので、「顔と名前が一致しない」といった悩みもなくなる。会員同士なら、アプリ上でメッセージのやり取りもできる。ショートメールのようなインターフェイスなので、気軽にあいさつを送ることもできそうだ。

2012年12月14日まで、5人以上とコネクション(名刺交換などを通じたつながり)がある人が参加できるキャンペーンを実施中だ。ギフト券やロボット掃除機「ルンバ」、MacBook Airなどが当たる。

コネクションは名刺のほか、フェイスブックやスマホのアドレス帳からもインポートできる。年末のごあいさつ代わりに名刺を登録して「ビジネスでのつながり」を確認してみてもいいかもしれない。(池田園子)

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