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昼休みに5分の習慣で、昼食後に襲ってくる眠気は乗り切れる!

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ランチも食べ終わり、「さあ、午後もがんばろう!」と仕事を始めたとたん、襲ってくる眠気。こっそりトイレで顔を洗ったり、昼食を軽くしたり、眠気覚ましの飲み物を飲んだりと、さまざまな努力をしている人も多いはず。
ランチ後にやってくる眠気、どうにかならないの? 病院などで脳のリハビリテーションを実践してきた作業療法士の菅原洋平さんにそう聞いてみると、返ってきたのは意外な答え。

「午後の仕事を始めたころに眠くなるのは、昼食を食べて満腹になったことが原因ではありません。私たちの体には、目覚めてから8時間後に大脳を休ませようとするシステムが備わっていることが関係しているのです」(同)

つまり、ランチ後に仕事を再開したタイミングで、ちょうど大脳が休もうとする、というわけ。

「眠いときに無理に起きていても、眠気は解消しません。むしろ、少しでも眠ったほうが、頭が目覚めやすくなります。6時に起床する人なら、8時間後の14時頃に眠くなりやすいので、その前のランチ休憩で少し眠るといいですよ」(同)

眠ると言っても、夜の睡眠のように、しっかり眠ろうとしなくてもいいのだとか。大切なのは、目を閉じて脳を休めることだそう。

「休憩しても、目を閉じなければ脳は休まりません。20~30代の人なら、5~15分ほど眠れば頭がすっきりし、午後の仕事の能率も上がるでしょう。そこまで時間が取れない場合は、1~5分ほど目を閉じて脳を休ませてください。それだけでも、だいぶ眠気が収まるはずです」(同)

でも、休憩中に仮眠を取ったら余計に眠くなってしまった、なんてこともあるのでは?

「仮眠で余計に眠くなったり、つい寝過ぎたりしてしまうのは、慢性的に睡眠が不足している証拠です。その場合は、夜は5分だけでも就寝を早め、昼は眠気がなくても、いつも同じ時間に短時間の仮眠も取るようにしましょう。続けているうちに、短い時間でシャキッと目覚められるようになりますよ」(同)

ちなみに短時間の仮眠をとる際は、寝る前に“○分後に起きる”と頭の中で三回唱えてから目を閉じると、その時間に目が覚めやすくなるのだそう。

午後も午前同様にシャッキリ頭で過ごせるように、昼5分の仮眠習慣を取り入れてみよう。


作業療法士。民間病院や国立病院機構で脳のリハビリテーションに従事。脳の回復には睡眠が重要であることに着目し、臨床実践を行っている。魅力的でおもしろい病気予防をめざし、ユークロニア株式会社を設立。企業に対し、生体リズムを活用して業績を高める提案をする。著書に『あなたの人生を変える睡眠の法則』(自由国民社)がある。


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