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休日の寝坊を解消すれば、ネガティブ思考がすっきり前向きに変わる!

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忙しかった1週間が終わり、待ちに待った休日。平日に睡眠不足が続いていると、つい昼過ぎまで寝ていたくなり、寝坊をしてしまいがち。しかし、病院などで脳のリハビリテーションを実践してきた作業療法士の菅原洋平さんは、「休日に寝坊をすると、たくさん眠ってその日はスッキリするかもしれませんが、平日に悪い影響が出ます」と話す。

「寝坊をすることは、本来の睡眠サイクルが遅れてしまうことを意味します。人間のリズムは24時間より長いので、遅れるのは簡単ですが、早めるのは難しく、脳に負担がかかります。一度寝坊をしてしまうと、その翌日も遅い時間に目を覚ます睡眠サイクルになってしまうのですが、それでは平日は遅刻をしてしまうので、無理やり早い時間に起きるよう睡眠サイクルを早めなければなりません。つまり、“休日の寝坊”で“平日の無理な早起き”の原因を作り、自ら脳に負担をかけてしまうことになるわけです」(同)

“休日の寝坊”と“平日の無理な早起き”で脳に負担がかかると、頭がぼーっとするほか、体がふわふわしたり、ネガティブな考えに陥りやすくなったりするそう。すると、憂うつな気持ちで新たな1週間を始めることにも。

「休日に寝坊をしてしまうのは、睡眠が不足して脳に睡眠欲求が溜まっていることの表れです。もし、休日に寝坊をしてしまった場合は、次の週はいつもより15分ほど早く眠るようにしましょう。たった15分でも早く寝ることを5日間続ければ睡眠が合計75分増え、脳の睡眠欲求が減るので、週末に遅くまで寝ていたい気持ちが弱まります」(同)

15分の早寝で睡眠サイクルを戻しながら、さらに昼休みにも5分の仮眠をとると、より脳の睡眠欲求を減らすことができるのだとか。

さらに、起床から約11時間後である夕方の時間帯に軽い運動をすると、夜に自然と眠くなり、短時間でも充実した睡眠を取ることができるのだそう。これを習慣にすれば、慢性的な睡眠不足は解消され、“休日の寝坊”はなくなるというわけ。

なんだか元気が出ない、ものごとをついつい悪いほうに考えてしまう…そんなことに心当たりがある人は、“休日の寝坊”と“平日の無理な早起き”が原因かも。忙しい中でも睡眠の仕組みをうまく活用して、心も体もスッキリ前向きに整えて!



作業療法士。民間病院や国立病院機構で脳のリハビリテーションに従事。脳の回復には睡眠が重要であることに着目し、臨床実践を行っている。魅力的でおもしろい病気予防をめざし、ユークロニア株式会社を設立。企業に対し、生体リズムを活用して業績を高める提案をする。著書に『あなたの人生を変える睡眠の法則』(自由国民社)がある。


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