「盛り上がっているミーティングでつい否定的な意見ばかり言ってしまう」「じっくり考え過ぎて、なかなか決断できない」…。そんな“分析型タイプ”の人は、会議やブレスト、商談など、発言を求められる場面で苦労することも多いはず。
「実は、私も“分析型タイプ”なんです」と話すマネジメントコンサルタントの濱田秀彦さんは、“分析型タイプ”についてこう説明する。
「このタイプは完璧主義。常に100%を求めるので、思いつきの発言はしません。そして、状況を見極めているうちに後手になり、なかなか発言ができなくなる傾向があります」(濱田秀彦さん)
そうした“分析型タイプ”の弱点をカバーするには、性質を変えようとするよりも、スキルを身に付けて解決するのが早道なのだとか。
「『つい否定的なことを言ってしまう』という人なら、発想の転換をする練習をして、『でも』を『では』に変えるなど、肯定的な意見を言うスキルを磨いてみましょう。また、『ミーティングなどでとっさにいいアイデアが出ない』という人なら、アイデア発想術に関する本を読んだりして、短時間でアイデアを出してみましょう」(同)
また、感情を表に出さない傾向がある“分析型タイプ”の人は、「自分の意見を言わない人」と思われがち。そこで、「私は」から話し始めるクセをつけると、「自分の意見を言っている」という印象を周囲に与えることができるのだそう。
「例えばほかの人のアイデアに賛同したいとき、『いいと思います』だけだと“自分の意見がないのかな?”と思われるかもしれませんが、『私は』を付けると『私は●●さんの意見のここがいいと思います』と、自然と自分の意見を織り交ぜやすくなります」(同)
“分析型タイプ”が会議などでなかなか発言できない原因には、あれこれと考えすぎてしまうために、なにを言ったらいいのか整理ができないということもあるよう。
「ものごとを決めるのが苦手なら、選択肢をすべて書き出してみましょう。頭の中が整理されますし、このなかから決めるしかないと自覚できます。また、選択肢ごとのメリットやデメリットを表にすると、決断しやすくなりますよ」(同)
考えることが好きで、いつも頭の中が大忙しの“分析型タイプ”。そんな自分を認め、スキルで弱点をカバーしてみて。
マネジメントコンサルタント。早稲田大学卒業後、住宅メーカー関連会社へ入社。最年少支店長をへて人材開発会社に転職。営業マネージャー、経営企画マネージャーを経て独立。現在はマネジメント、コミュニケーション、キャリア開発のコンサルタントとして年に150日以上の講演、セミナーを行う。近著に『あなたが上司から求められているシンプルな50のこと』(実務教育出版)がある。
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「このタイプは完璧主義。常に100%を求めるので、思いつきの発言はしません。そして、状況を見極めているうちに後手になり、なかなか発言ができなくなる傾向があります」(濱田秀彦さん)
そうした“分析型タイプ”の弱点をカバーするには、性質を変えようとするよりも、スキルを身に付けて解決するのが早道なのだとか。
「『つい否定的なことを言ってしまう』という人なら、発想の転換をする練習をして、『でも』を『では』に変えるなど、肯定的な意見を言うスキルを磨いてみましょう。また、『ミーティングなどでとっさにいいアイデアが出ない』という人なら、アイデア発想術に関する本を読んだりして、短時間でアイデアを出してみましょう」(同)
また、感情を表に出さない傾向がある“分析型タイプ”の人は、「自分の意見を言わない人」と思われがち。そこで、「私は」から話し始めるクセをつけると、「自分の意見を言っている」という印象を周囲に与えることができるのだそう。
「例えばほかの人のアイデアに賛同したいとき、『いいと思います』だけだと“自分の意見がないのかな?”と思われるかもしれませんが、『私は』を付けると『私は●●さんの意見のここがいいと思います』と、自然と自分の意見を織り交ぜやすくなります」(同)
“分析型タイプ”が会議などでなかなか発言できない原因には、あれこれと考えすぎてしまうために、なにを言ったらいいのか整理ができないということもあるよう。
「ものごとを決めるのが苦手なら、選択肢をすべて書き出してみましょう。頭の中が整理されますし、このなかから決めるしかないと自覚できます。また、選択肢ごとのメリットやデメリットを表にすると、決断しやすくなりますよ」(同)
考えることが好きで、いつも頭の中が大忙しの“分析型タイプ”。そんな自分を認め、スキルで弱点をカバーしてみて。
マネジメントコンサルタント。早稲田大学卒業後、住宅メーカー関連会社へ入社。最年少支店長をへて人材開発会社に転職。営業マネージャー、経営企画マネージャーを経て独立。現在はマネジメント、コミュニケーション、キャリア開発のコンサルタントとして年に150日以上の講演、セミナーを行う。近著に『あなたが上司から求められているシンプルな50のこと』(実務教育出版)がある。
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