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レスリング五輪除外危機――Twitterで広がる「救おう」の声、オンライン署名活動も

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 国際オリンピック委員会(IOC)が、2020年の大会種目からレスリングを除外候補にすると発表し、ファンや関係者に衝撃が走っている。Twitterでは、トレンドワードに「レスリング」「IOC」が並び、ハッシュタグ「#SaveOlympicWrestling」が登場。五輪競技に残すよう要請するオンライン署名活動も行われている。

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 署名サービス「change.org」には、レスリング関連の呼びかけが複数現れ、既に2万件以上の賛同を集めた。ロンドン五輪の男子74キロ級で優勝したジョーダン・ブローシュ選手は、TwitterやFacebookで「まだ終わっていない。愛するスポーツを守るため戦い続ける」と意見を表明。ハッシュタグ「#SaveOlympicWrestling」には、アメリカのプロレス団体WWEをはじめ、世界中のレスリングファンの声が寄せられている。

 元陸上選手の為末大さんは、IOCの発表について「レスリングでもし、日本からコーチを派遣して他の国の選手育成に力を入れていたら、少しは状況が変わっていたんだろうか」とツイートするなど、“スポーツ外交”について持論を展開している。

 レスリングは1896年のアテネ五輪以来、1900年のパリ五輪を除く全大会で実施されてきた。IOCは、2020年大会ではロンドン五輪で実施した26の“中核競技”を25に減らすとし、12日の理事会でレスリングが外された。9月の総会で、復活する可能性もあるが厳しい状況におかれている。


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