誕生日に母の日父の日、敬老の日。大人になれば夫や恋人の両親の誕生日も加わるし、自分の誕生日には産み育ててくれた感謝の気持ちも伝えたい。一年をざっと見渡しても両親にプレゼントを贈る機会って結構あるのですが、恋愛対象の相手以上に選ぶのが難しくはないですか?
今回は、両親との関係を温めるようなサプライズ。2つのアイディアを、ちょっと深く解説しましょう。1年のさまざまなシーンで応用できますよ。
(1)「一緒に」が大前提 共に過ごすことがプレゼント 現代の60代、70代と言えばまだまだ元気。一昔前なら敬老の日に杖や老眼鏡のような"老人扱い確定アイテム"を勧められたものですが、いまの元気なシニアに響くのは、「一緒にできる」「一緒に行ける」ということ。食事、映画、美術館など、金額の大小ではなくとにかく一緒に出かけることを前提にプランを組み立てることは重要です。
その中で、小さなサプライズを用意してみてはいかがでしょう。たとえば、よく家族で行ったレストランで事前にお子さまランチをオーダーしておく。行動範囲の狭くなってきた親のために、インターネットで調べた地元の美味しそうな店を一緒に開拓してあげる、など。
映画や美術も、1番大切なのは、趣味に合うかではなく、あなたと一緒に行けるかどうかです。仮に当日は会えなくても、まずはチケットを贈り帰省のときに行く約束をするなど、工夫してみましょう。
(2)ベーシックなデジタル機器もGOOD ただし買ってからが贈り物 プリンター、デジタルフォトフレーム...。東京バーゲンマニアの読者ならあたり前に使いこなすようなツールも、親世代にはとっても難しい"最新デジタル機器"です。個人差はありますが、最初から一人で使いこなせる親世代は多くありません。職場では、設定や接続は、若手がやってくれていたという人も少なくないはずです。
そんな親世代には、ごくシンプルなデジタル機器と"購入後サポート"をプレゼントしてみてはいかがでしょう。サポートするのはもちろん、あなた自身です。「何度も呼び出されると対応できないかも」という人は、最初の手間を惜しまないのが吉。贈る日はたっぷり時間を取り初期の設定を済ませ、とことんまで質疑応答につき合ってあげてください。携帯のカメラで撮り、溜まった写真をプリントしてアルバムにセットしてあげるのもいいですね。
変わったものを選ぶより、原点回帰に少しのサプライズを加えるのが喜ばれるポイントです。そして、2つに共通するもの...それは「時間」です。どんな小さなプレゼントでも、共有する時間がレバレッジとなり感動を生み出します。親には無難なものを...という常識にとらわれず、丁寧な準備を大切にしてくださいね。
袴田玲子
日本で初めてのサプライズに特化した企画立案の会社、株式会社サプライズ研究所の代表取締役・主席研究員。趣味はシャンパンと、サプライズを企てること全般。高校時代に、「お祝いされるよりも、誰かのお祝いを企画するほうが興奮する」自分に気づく。出版社に在職中はクリエイターとの接点も広がり、サプライズにも磨きがかかる。2011年、クリエイターの力による魅力的なサプライズを幅広く提供するため、サプライズ研究所を設立。「サプライズ」「記念日」「ギフト」などの企画を得意とし、個人へのアドバイスや企業のイベントなどで活躍。公私ともにサプライズ三昧の日々を送っている。サプライズ研究所の最新情報はこちらから。 関連記事
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変わったものを選ぶより、原点回帰に少しのサプライズを加えるのが喜ばれるポイントです。そして、2つに共通するもの...それは「時間」です。どんな小さなプレゼントでも、共有する時間がレバレッジとなり感動を生み出します。親には無難なものを...という常識にとらわれず、丁寧な準備を大切にしてくださいね。
袴田玲子
日本で初めてのサプライズに特化した企画立案の会社、株式会社サプライズ研究所の代表取締役・主席研究員。趣味はシャンパンと、サプライズを企てること全般。高校時代に、「お祝いされるよりも、誰かのお祝いを企画するほうが興奮する」自分に気づく。出版社に在職中はクリエイターとの接点も広がり、サプライズにも磨きがかかる。2011年、クリエイターの力による魅力的なサプライズを幅広く提供するため、サプライズ研究所を設立。「サプライズ」「記念日」「ギフト」などの企画を得意とし、個人へのアドバイスや企業のイベントなどで活躍。公私ともにサプライズ三昧の日々を送っている。サプライズ研究所の最新情報はこちらから。 関連記事
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