ギフトの3つのK、と私が呼んでいる鉄則があります。「かぶらない」、「かさばらない」、「価格じゃない」の3つです。
ギフトの鉄則「3K」 かぶらない、はどんなシーンでのサプライズでもきわめて重要です。「無難」だと思うものを考え始めたら要注意。人と同じようなものを贈っても、ほとんど記憶には残りません。また、送別のシーンにおいては「かさばらない」ことも強く意識しましょう。転居が伴う方への送別はもちろん、部署や会社が変わるというだけでもたいてい持ち帰る荷物は多くなります。あまり大きな物を贈るのは帰り道の負担を増やすことになりかねません。小さくてセンスのいいものを日ごろからチェックしておくと役立ちますよ。
価格じゃない、は当然だと感じるかもしれません。しかし、送別の贈り物などは部署全員でお金を出し合う、といったことも多いでしょう。便利なやり方ですが、その金額に縛られると妙なお金の使い方をしがちです。たとえば、1万円を物に使うとなると、それなりに立派な物になってきます。無理して好みに合うかわからない高い物を選ぶよりは、思い切って贈り物は5000円にして残り5000円を宴の後に「今日は疲れただろうしタクシーで帰ってね、みんなからです」と封筒に入れて渡してみてはいかがでしょうか。
これを読んだあなたは「部署のメンバー10人で1000円ずつ集めて無難なお花を買いましょう」なんて音頭を取る前に、どうか立ち止まってくださいね。
「もう二度と会えない」と強くイメージ！ 送別シーンのサプライズにあたっては精神的な部分で、とても大切なことをお伝えします。それは送別する相手と「もう二度と会えない」という前提で送別の企画を立てるということ。これが、意外とみなさんできないのですが、意識することが大きな感動や涙につながります。
想像してみてください。どんなに今まで親しかった相手でも、その日を境にまったく同じような関係ではいられないのです。会う回数や一緒に取り組む仕事の数...何かが変わってしまう、と強く意識しましょう。そうとわかれば、お互いにとって絶対に忘れられない日にするしかないですよね？
そのために大切なのは、小さな事前準備です。たとえば、当日なんとなく記念写真を撮って、後日思い出したようにメールで送る...のではなく、数日前に撮っておいた写真をフレームに入れてプレゼントする。やっていることは大差ないのですが、印象の残り方は歴然です。さらにひと工夫したいということならば、私は写真をもとにして似顔絵（当社、サプライズ研究所ではプロの漫画家に似顔絵を依頼しています！）にすることもお客様にオススメしています。
その相手がもしもあなたにとって恋愛の対象でもある気になる人ならば...まずは印象に残ることがスタートのはず。送別シーンには終わったあとの切なさがつきものですが、それだけに恋愛に発展する話もよく耳にします。
送別シーンで気遣いのできる女性の姿は、誰から見ても気持ちのいいものです。2つのポイントを意識して、そろそろ準備を始めてみてはいかがでしょうか。
袴田玲子
日本で初めてのサプライズに特化した企画立案の会社、株式会社サプライズ研究所の代表取締役・主席研究員。趣味はシャンパンと、サプライズを企てること全般。高校時代に、「お祝いされるよりも、誰かのお祝いを企画するほうが興奮する」自分に気づく。出版社に在職中はクリエイターとの接点も広がり、サプライズにも磨きがかかる。2011年、クリエイターの力による魅力的なサプライズを幅広く提供するため、サプライズ研究所を設立。「サプライズ」「記念日」「ギフト」などの企画を得意とし、個人へのアドバイスや企業のイベントなどで活躍。公私ともにサプライズ三昧の日々を送っている。サプライズ研究所の最新情報はこちらから。 関連記事
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価格じゃない、は当然だと感じるかもしれません。しかし、送別の贈り物などは部署全員でお金を出し合う、といったことも多いでしょう。便利なやり方ですが、その金額に縛られると妙なお金の使い方をしがちです。たとえば、1万円を物に使うとなると、それなりに立派な物になってきます。無理して好みに合うかわからない高い物を選ぶよりは、思い切って贈り物は5000円にして残り5000円を宴の後に「今日は疲れただろうしタクシーで帰ってね、みんなからです」と封筒に入れて渡してみてはいかがでしょうか。
これを読んだあなたは「部署のメンバー10人で1000円ずつ集めて無難なお花を買いましょう」なんて音頭を取る前に、どうか立ち止まってくださいね。
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その相手がもしもあなたにとって恋愛の対象でもある気になる人ならば...まずは印象に残ることがスタートのはず。送別シーンには終わったあとの切なさがつきものですが、それだけに恋愛に発展する話もよく耳にします。
送別シーンで気遣いのできる女性の姿は、誰から見ても気持ちのいいものです。2つのポイントを意識して、そろそろ準備を始めてみてはいかがでしょうか。
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日本で初めてのサプライズに特化した企画立案の会社、株式会社サプライズ研究所の代表取締役・主席研究員。趣味はシャンパンと、サプライズを企てること全般。高校時代に、「お祝いされるよりも、誰かのお祝いを企画するほうが興奮する」自分に気づく。出版社に在職中はクリエイターとの接点も広がり、サプライズにも磨きがかかる。2011年、クリエイターの力による魅力的なサプライズを幅広く提供するため、サプライズ研究所を設立。「サプライズ」「記念日」「ギフト」などの企画を得意とし、個人へのアドバイスや企業のイベントなどで活躍。公私ともにサプライズ三昧の日々を送っている。サプライズ研究所の最新情報はこちらから。 関連記事
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