送別会を終えた翌日にはすぐに歓迎会の企画―。春は、なにかと「飲み会」と名のつく機会が多い時期...。消化試合のように感じてしまう方がいたら、それは危険信号です。
新生活とはお見合いであると心得よ! 新生活での出会いは、これから関わっていく人同士の「お見合い」と同じ。お互いにこの人とうまくやっていけるかな? という期待と不安を抱え出会うのですから、普段着よりは少しドレスアップしたほうが印象はよくなります。
また、映画やドラマで観るお見合いシーンといえば、必ず「ご趣味は?」という会話が出てきますよね。これも、応用できます。知らない者同士が距離を縮めるには、「お互いの好きなもの」を出し合うと効果的。しかも、そこで確認しておけば次の機会のサプライズに応用できるというおまけつきです。お見合い未経験者でも、お見合いってどうすればうまくいくかしら...とシミュレーションしてみると、新生活のさまざまな出会いがプラスに働きますよ。
サプライズを共有すると、その後もうまくいく あるベンチャー企業の経営者が言っていました。社員の歓迎会は、会社近くのマジックバーに行き、必ず入社する社員に対してマジックをしてもらう、と。これが非常に効果的だそうで、私も深く納得できました。社員は、自分が歓迎されていることをハッキリと実感し仕事に前向きになりますし、時間が経ってからも、入社したときに受けたサプライズを忘れないでしょう。
「いつもの飲み会と変わらないな」という疲れた顔の社員ばかり並んでいる会をしたのでは、そうはいきません。幹事や上司、先輩といった立場で人を迎え入れる方は、ただの飲み会はもう卒業して、「これならずっと忘れないな!」というエンターテインメントを戦略的に取り入れてはいかがでしょうか? 出会ったころの印象がよければ、当然恋愛が生まれる可能性も高まりますね。
私も今週は、新入社員の歓迎会の依頼を受けて、忙しい中でも明るく新鮮な気持ちになりました。春ならではのフレッシュな高揚感を楽しみながら、サプライズ上手な女子を目指してみてください。
袴田玲子
日本で初めてのサプライズに特化した企画立案の会社、株式会社サプライズ研究所の代表取締役・主席研究員。趣味はシャンパンと、サプライズを企てること全般。高校時代に、「お祝いされるよりも、誰かのお祝いを企画するほうが興奮する」自分に気づく。出版社に在職中はクリエイターとの接点も広がり、サプライズにも磨きがかかる。2011年、クリエイターの力による魅力的なサプライズを幅広く提供するため、サプライズ研究所を設立。「サプライズ」「記念日」「ギフト」などの企画を得意とし、個人へのアドバイスや企業のイベントなどで活躍。公私ともにサプライズ三昧の日々を送っている。サプライズ研究所の最新情報はこちらから。 関連記事
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