Wii Uのバーチャルコンソールで「MOTHER2 ギーグの逆襲」が配信されるのを記念し、ほぼ日刊イトイ新聞のサイト上で、「MOTHER2」作者の糸井重里さんと、任天堂・岩田聡社長の対談が掲載されています。
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岩田社長と「MOTHER2」と言えば、任天堂ファンにとっては「これをこのまま作るなら2年かかります」という、もはや伝説的と言ってもいいエピソードで有名。対談ではその「伝説」が生まれた背景についても触れています。
当時開発が難航し、ほとんど頓挫しかかっていた「MOTHER2」のプロジェクトを立て直すため、プログラマーとして開発現場に送り込まれた岩田社長。そのころすでに開発スタートから4年が経っていたにもかかわらず、ほとんど動かせる形になっていなかった「MOTHER2」を見て、岩田社長は「このままではできないと思います」と断言します。そして出てきたのが、あの有名な言葉。
“いまあるものを活かしながら手直ししていく方法だと2年かかります。イチからつくり直していいのであれば、半年でやります”
かくしてプロジェクトに参加することになった岩田社長は、「とりあえずちょっと動かしてみます」とデータを持ち帰り、1カ月でマップがスクロールするところまで持っていき、本当に半年で全部動くようにしてしまった。最初にゲームが動いているのを見た糸井さんやスタッフの面々は、揃って「う、動いてるぅっ!」と、“異常なテンションで”驚いたのだそうです。
対談は3月18日、19日、20日と3日に分けて更新される予定。ほかにも、こちらは糸井さん側の伝説として有名な「タコけしマシン」の発明など、「MOTHER」シリーズファンには嬉しいエピソードも出てきています。
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