「鍋の季節が来たようだな」――編集部にタムラ料理長(仮名)が帰ってきた。そう、「鍋用!ズゴックとうふ」と「ザクとうふ デザート仕様」を調理するために!
【「鍋用!ズゴックとうふ」を調理してみた】
タムラさん(仮名)といえば、言わずと知れた「機動戦士ガンダム」に登場するホワイトベース搭乗員の胃袋を預かる料理人だ。以前、タムラさん(仮名)がザクとうふでシャアザクをロールアウトしたのは記憶に新しい(関連記事:「ザクとうふ」でMSVをなんとなく再現:シャアザクだけじゃない! タムラ料理長(仮名)の「ザクとうふ」レシピ)。
10月3日に相模屋食料から、「鍋用! ズゴックとうふ」と「ザクとうふ デザート仕様」が発売された。タムラさん(仮名)にしてみたら、挑戦状としか思えなかったという。よろしい、ならば戦争だ。微妙に違う作品を混ぜ込みつつ、料理長は「鍋用! ズゴックとうふ」と「ザクとうふ デザート仕様」を購入するために、近所のスーパーへ走るのだった。
「ジャブローに散るって感じでー」(料理長)って、いやいや、散っちゃまずいでしょう散っちゃ。一抹の不安を感じつつ、調理を待つことにした。
「鍋用!ズゴックとうふ」は、ジオン軍の水陸両用モビルスーツ「ズゴック」の頭部をモチーフにした容器に豆腐を充填した商品。潮の香りをイメージしたほんのり昆布風味で、なによりも何度もメーカーと試作を繰り返したというズゴックが水面から姿を現し辺りをうかがうシーンをイメージしたパックが秀逸だ。鍋からひょっこり頭を出していたら素敵じゃない?
そんなわけで今回も“料理長の腕(性能)の違いが、豆腐の決定的差ではないことを教えて”もらおうじゃないか!
●ズゴック青い珊瑚礁鍋
「ズゴックが南の島あたりで運用されていたら、きっとこんな感じ」とイメージしたのが、やたら青が目に痛々しいブルーハワイのような寄せ鍋だ。
まぁ構想はいい。だが、どうやって食欲がわかない青を着色するか。さすがに絵具を流し込むわけにはいかない料理長は、赤キャベツを刻み、豆腐とカマボコを一緒に煮る作戦に出た。
そんなわけで試作機完成! 自然の色合いを保ったままほんのり青紫に染まる。ちなみに試作機の後方に見えるのは、母艦マッド・アングラーという名のカレイである。
しかし、ほんのり紫では生ぬるいと料理長が悩み出した。イメージしていた青じゃない。あくまでも南の海のような抜けるような青がいいらしい。そこで手に取ったのが禁断の食紅ならぬ食青。スプーンの先にほんの少量投入してみると――。はい、完成。というか、もう後戻りできなくなってしまった。
残念ながらカマボコで作った腕はあえなく沈んでしまった。掘り起こすと豆腐が壊れる(すでに2機、鍋の藻くずと沈んでいる)ため、あえなくモノアイが隠れた状態のままとした。熱帯魚やウミガメでも見ていると思ってほしい。こうして破壊されたズゴックだったものを土台に、ようやく寄せ鍋は完成したのであった。そして食欲は減退していった。
見た目はグロいが味は普通。目をつぶれば寄せ鍋の味でおいしいが、食後舌も青くなるので注意が必要。あくなき好奇心で料理長は残ったつゆをもとに「玉子ぞうすい」を作成したのだが、スカイブルーと玉子の黄色が混ざりあい……掲載は控えるに至った。
●ズゴック青い珊瑚礁鍋材料
・鍋用ズゴック豆腐3丁
・寄せ鍋用つゆ(塩味・濃縮タイプ)
・鍋用の具(お好みで。しらたきは必須)
・赤キャベツ
・白いカマボコ
・最終兵器:食青
●エコな料理長の気まぐれチャーハン
翌朝。お腹の調子は特に問題なかったようだ。料理長は地球にやさしいということで、パックの再利用に余念がなかった。ジャブローは熱帯雨林のジャングルにある設定だった。温暖化にも心を痛める料理長は、朝からボリューミーなトマトケチャップチャーハンを気まぐれで作成していた。イメージはシャア専用ズゴック。型抜きの要領でチャーハンを盛り付け、タコさんウインナーを腕とした。料理長にズゴックの爪は3本ですとは今更言えない……。
●デザートザク ハロウィーン仕様
相模屋が「鍋用!ズゴックとうふ」とともに世に放った新商品が「ザクとうふ デザート仕様」。ザクの頭部をモチーフとした容器にバニラテイストの豆腐を充填した。すでに前回、きなこを敷いたデザートタイプは作成済みのため、だんごで作ったハロを周囲に従えたおやつにしてみたそうだ。なんでハロだって? 料理長は自信満々に答えたね――「だってハロウィーン近いし」。
卒倒しそうになったがなんとか耐えた。よく見たらハロの中にかぼちゃもちゃんといた。モノアイ周辺の黒い部分はチョコベビーを並べた。丸いままだとうまくくっつかないので、半分にスライスして貼ってある。ハロの顔はチョコペンで書いている。
もちろんこちらも実食してみたが、こちらにもトラップがあった。薄味でけっこうサイズが大きいので途中で飽きてくるし、付け合わせのダンゴが水分を躊躇なく奪っていく。きなこじゃなくて本当によかったと安堵した。それでもゲフゲフいいながら食べたのだけども……。プリンのカラメルソースなどをかけるともっとおいしいと思われる。料理長、また相模屋さんが新商品を戦線に投入するようなことがあれば一考していただければ幸いだ。
なお、相模屋の特設サイトによると、「鍋用!ズゴックとうふ」と「ザクとうふ デザート仕様」の生産が一部間に合わない状況になっている。供給体制を増強すべく、緊急増産対応の準備を整えているとのこと。
※あくまでもプロのタムラ料理長(仮名)が腕によりをかけて調理しています。作ったものはすべてスタッフがおいしくいただきました。
(C)創通・サンライズ
【関連記事】
・「ザクとうふ」でMSVをなんとなく再現:シャアザクだけじゃない! タムラ料理長(仮名)の「ザクとうふ」レシピ
・さらにできるようになったな相模屋 「ズゴックとうふ」はズゴックおいしい
・ザクとうふに続き「鍋用!ズゴックとうふ」「ザクとうふ デザート仕様」登場!
【「鍋用!ズゴックとうふ」を調理してみた】
タムラさん(仮名)といえば、言わずと知れた「機動戦士ガンダム」に登場するホワイトベース搭乗員の胃袋を預かる料理人だ。以前、タムラさん(仮名)がザクとうふでシャアザクをロールアウトしたのは記憶に新しい(関連記事:「ザクとうふ」でMSVをなんとなく再現:シャアザクだけじゃない! タムラ料理長(仮名)の「ザクとうふ」レシピ)。
10月3日に相模屋食料から、「鍋用! ズゴックとうふ」と「ザクとうふ デザート仕様」が発売された。タムラさん(仮名)にしてみたら、挑戦状としか思えなかったという。よろしい、ならば戦争だ。微妙に違う作品を混ぜ込みつつ、料理長は「鍋用! ズゴックとうふ」と「ザクとうふ デザート仕様」を購入するために、近所のスーパーへ走るのだった。
「ジャブローに散るって感じでー」(料理長)って、いやいや、散っちゃまずいでしょう散っちゃ。一抹の不安を感じつつ、調理を待つことにした。
「鍋用!ズゴックとうふ」は、ジオン軍の水陸両用モビルスーツ「ズゴック」の頭部をモチーフにした容器に豆腐を充填した商品。潮の香りをイメージしたほんのり昆布風味で、なによりも何度もメーカーと試作を繰り返したというズゴックが水面から姿を現し辺りをうかがうシーンをイメージしたパックが秀逸だ。鍋からひょっこり頭を出していたら素敵じゃない?
そんなわけで今回も“料理長の腕(性能)の違いが、豆腐の決定的差ではないことを教えて”もらおうじゃないか!
●ズゴック青い珊瑚礁鍋
「ズゴックが南の島あたりで運用されていたら、きっとこんな感じ」とイメージしたのが、やたら青が目に痛々しいブルーハワイのような寄せ鍋だ。
まぁ構想はいい。だが、どうやって食欲がわかない青を着色するか。さすがに絵具を流し込むわけにはいかない料理長は、赤キャベツを刻み、豆腐とカマボコを一緒に煮る作戦に出た。
そんなわけで試作機完成! 自然の色合いを保ったままほんのり青紫に染まる。ちなみに試作機の後方に見えるのは、母艦マッド・アングラーという名のカレイである。
しかし、ほんのり紫では生ぬるいと料理長が悩み出した。イメージしていた青じゃない。あくまでも南の海のような抜けるような青がいいらしい。そこで手に取ったのが禁断の食紅ならぬ食青。スプーンの先にほんの少量投入してみると――。はい、完成。というか、もう後戻りできなくなってしまった。
残念ながらカマボコで作った腕はあえなく沈んでしまった。掘り起こすと豆腐が壊れる(すでに2機、鍋の藻くずと沈んでいる)ため、あえなくモノアイが隠れた状態のままとした。熱帯魚やウミガメでも見ていると思ってほしい。こうして破壊されたズゴックだったものを土台に、ようやく寄せ鍋は完成したのであった。そして食欲は減退していった。
見た目はグロいが味は普通。目をつぶれば寄せ鍋の味でおいしいが、食後舌も青くなるので注意が必要。あくなき好奇心で料理長は残ったつゆをもとに「玉子ぞうすい」を作成したのだが、スカイブルーと玉子の黄色が混ざりあい……掲載は控えるに至った。
●ズゴック青い珊瑚礁鍋材料
・鍋用ズゴック豆腐3丁
・寄せ鍋用つゆ(塩味・濃縮タイプ)
・鍋用の具(お好みで。しらたきは必須)
・赤キャベツ
・白いカマボコ
・最終兵器:食青
●エコな料理長の気まぐれチャーハン
翌朝。お腹の調子は特に問題なかったようだ。料理長は地球にやさしいということで、パックの再利用に余念がなかった。ジャブローは熱帯雨林のジャングルにある設定だった。温暖化にも心を痛める料理長は、朝からボリューミーなトマトケチャップチャーハンを気まぐれで作成していた。イメージはシャア専用ズゴック。型抜きの要領でチャーハンを盛り付け、タコさんウインナーを腕とした。料理長にズゴックの爪は3本ですとは今更言えない……。
●デザートザク ハロウィーン仕様
相模屋が「鍋用!ズゴックとうふ」とともに世に放った新商品が「ザクとうふ デザート仕様」。ザクの頭部をモチーフとした容器にバニラテイストの豆腐を充填した。すでに前回、きなこを敷いたデザートタイプは作成済みのため、だんごで作ったハロを周囲に従えたおやつにしてみたそうだ。なんでハロだって? 料理長は自信満々に答えたね――「だってハロウィーン近いし」。
卒倒しそうになったがなんとか耐えた。よく見たらハロの中にかぼちゃもちゃんといた。モノアイ周辺の黒い部分はチョコベビーを並べた。丸いままだとうまくくっつかないので、半分にスライスして貼ってある。ハロの顔はチョコペンで書いている。
もちろんこちらも実食してみたが、こちらにもトラップがあった。薄味でけっこうサイズが大きいので途中で飽きてくるし、付け合わせのダンゴが水分を躊躇なく奪っていく。きなこじゃなくて本当によかったと安堵した。それでもゲフゲフいいながら食べたのだけども……。プリンのカラメルソースなどをかけるともっとおいしいと思われる。料理長、また相模屋さんが新商品を戦線に投入するようなことがあれば一考していただければ幸いだ。
なお、相模屋の特設サイトによると、「鍋用!ズゴックとうふ」と「ザクとうふ デザート仕様」の生産が一部間に合わない状況になっている。供給体制を増強すべく、緊急増産対応の準備を整えているとのこと。
※あくまでもプロのタムラ料理長(仮名)が腕によりをかけて調理しています。作ったものはすべてスタッフがおいしくいただきました。
(C)創通・サンライズ
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