話し方でトクする女性になるために身に付ける、5つのポイント

どんなにキレイな女性でも、話し方がイマイチだと魅力的ではなくなってしまうもの。詩集や小説、エッセイなどの分野で活躍する八坂裕子さんは、「話し方は自分らしさを伝えるためのツール」と話す。でも自分らしい話し方って、いったいどんな話し方？

「自分らしい話し方とは、心がこもった話し方のこと。スムーズに言葉が出てこなかったり、ボキャブラリー不足だったりしても、その言葉の奥に心がこもっているかどうかは聞く相手に伝わるものです。心のこもった話し方をする女性は、素敵に見えますよね？　そんな風になるためには、『空気を読めないと思われたくない』『自分をよく見せたい』という考えは捨てて、感じたままを話すように心がけて」（八坂裕子さん）

心がこもった話し方をするためには、どんなポイントを押さえておけばいいのか、八坂さんに教えてもらおう！

◎相手の目を見ながら話す
相手の目を見て、感情を込めながら話すと、たとえ言葉が途切れても相手に気持ちが伝わりやすい。海外で言葉がなかなか通じなくても、こうした話し方をすると通用することも。

◎間を入れて話す
自分の言いたいことだけを話しても、一度に聞ける量は限られているので、相手の耳にすべてを届けることは難しい。ときには息継ぎをすることを心がけて、意識的に間を入れて話すようにしよう。

◎「私は」という主語を意識して話す
「私は」という主語を置き、心の中を順番に話していくと自然と自分らしい話し方になり、単に報告するだけの会話よりも盛り上がりやすくなる。

◎流行表現を多用しない
流行表現つい安易に使ってしまいがちだけど、なるべく使わないように意識するだけで、心がこもった話し方に近づく。

◎知ったかぶりをしない
知ったかぶりをせずにわからないことは「わからない」と言って正直に話すほうが、すがすがしくかっこよく見える。

「正直に話そうとすると、自分の心の動きについて細かく丁寧に説明したり、心の状態を描写するために形容詞などを多く使わなければならないこともあります。慣れていないと大変ですが、その習慣がボキャブラリーを増やすきっかけになり、話し方に磨きがかかるものです」（同）

心がこもった話し方は、どんな場面でも老若男女問わず人を引き付けるはず。ポイントをおさえてさっそく実践してみよう！



詩人。詩集、小説、エッセイ、映画評論など幅広い分野で執筆活動を行うほか、銀座エコールプランタンで話し方トレーニングの講師も務める。著書に『頭のいい女、悪い女の話し方』『40歳からの「ひとり時間」の愉しみ方』（PHP文庫）、『お金をかけずに贅沢に暮らす』（三笠文庫）、『愛される女19の知性』『言い返す力』（PHP研究所）など多数。

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