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職場で誰とも話さずに一日が終わる… 「無縁社員」何か問題でも?

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日経新聞が「無縁社員」という造語を掲げた記事を、2012年9月3日付けの紙面に掲載している。誰とも話さずに一日が終わり、机を並べていても同僚とのつながりを実感できない。人間関係が希薄になり、連帯感は薄れている。一時期話題となった「無縁社会」の職場版のようなものだ。

とはいえ、職場は仕事を行うスペースであり、雑談を奨励する必要もない気がする。電話や対面での打ち合わせなど声を出す機会は減ったものの、連絡手段はメールなどに置き換わっており、必要なコミュニケーションがなくなったわけでもないと思うのだが…。

「集中している時に声かけられてブチ切れ」
記事によれば、「職場で孤独を感じるか」という質問に「よくある」「ときどきある」と答えた人が3割弱いたという(産業能率大学の調査)。しかし逆に言えば、残りの6割以上の人たちは「さほど孤独を感じていない」ということだ。

孤独を感じる人にその理由を尋ねたところ、「自分のことしか考えていない人が(職場に)多い」からという不満がトップだ。しかし、仕事上で相談や指導をあおぐ必要があれば、自分から話しかければよいだけではないか。

職場での孤立感は、組織の中で「存在感」を認められているかどうかの方が大きいだろう。仕事に集中して組織に溶け込むのではなく、仕事以外で居場所を求めようとするから、雑談の比重が高くなってしまうのではないか。

孤独感がメンタルヘルスに悪影響を与えているという指摘もあるが、ネット上には「寂しがり屋のうさぎさん社員」に対する冷ややかな反応も見られる。


「僕は話したくないのに話さなければいけない時が一番辛い」
「私は一人で黙々と作業をしたい人だから話しかけられるとイラッとするが」
「集中している時に声かけられてブチ切れそうになるのは私だけですかね」

海外勤務の経験者からは、「仲良し倶楽部やってるわけじゃないし。みんな仲良く手をつなぎ、なんて日本の脳天気会社だけだぜ」と揶揄する声も飛ぶ。休憩時間中の雑談が一体感や連帯感を強め、仕事へのモチベーションを高めるという指摘もあるが、


「連帯感ありすぎる会社とかマジで洒落抜きにヤバいから」

と、それ自体が目的化することに警鐘を鳴らす人もいた。

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