ますます寒くなるこれからの時期、つらくなってくるのが体の冷え。防寒対策はもちろん大切だけれど、体質改善をするなら食生活を見直すことがカギになるみたい。
医学博士で、自然療法などを用いた独自の療法を行うイシハラクリニック院長の石原結實さんによると、冷えやすい人が食生活を見直す場合は、“陰陽”がキーワードになるのだとか。
「東洋医学では、冷え性は陰性、熱がこもったほてりなどの状態は陽性と考えます。そして、体を陰性にも陽性にも偏らない、バランスのとれた中間の状態である“間性”にすることが健康になるということであり、そのためには食生活の見直しが重要になります」(同)
石原さんによると、食べものにも陰性と陽性があり、体を冷やすのが陰性の食べもの、体を温めるのが陽性の食べものと分類されるのだそう。陰性に偏った冷え性の状態をバランスのとれた間性の状態に導くためには、陽性の食べものをよくとって体の中から温めるのと同時に、体を冷やす陰性の食べものを控えることが大切になるというわけ。
「陰性の食べものは青や緑、白い色をしていて、水分が多く柔らかいのが特徴。一方、陽性の食べものは、黒や赤、橙色をしていて、水分が少なくしまっているのが特徴です。塩の効いた食べものも陽性になります」(同)
次に挙げる、代表的な陰性と陽性の食べものをチェックしておくと、食生活の見直しに役立つはず。
●陰性の食べもの
牛乳、豆腐、白砂糖、パン、レタス、キュウリ、モヤシ、バナナ、ミカンなど
●陽性の食べもの
肉、魚、黒ゴマ、みそ、しょうゆ、チーズ、明太子、干物、ニンジン、ショウガなど
「昔ながらの和食には、体を温める陽性の食べものが多く使われているので、冷え性対策にはおすすめです。どうしても陰性のものが食べたいときは、塩をかけたり熱を加えたりして陽性にするといいでしょう」(同)
間食に関しても、体を温める黒砂糖やかりんとう、ショウガ紅茶などを選びたいところ。ただしダラダラ食べていると、胃に血が集まり続けて、最大の産熱器官(熱を生み出す器官)である筋肉への血流が少なくなり、体が冷えてしまうので気を付けて。
冷え性に悩んでいる人は、陽性の食べものを多く取り入れた食生活を心掛けて、体質改善をめざしてみよう!
医学博士。イシハラクリニック院長。難病の食事療法で有名なスイスのベンナー病院、モスクワの断食療法病院、長寿地域のコーカサス地方(グルジア共和国)で自然療法を研究。漢方薬、自然療法などを用いた独自の療法を行っている。テレビや雑誌、講演会等でも活躍中。「温め美人プログラム」(WAVE出版)、「生姜力―病気が治る!ヤセる!きれいになる!1週間で効く8つの活用法!」(主婦と生活社)など、270冊以上の著書がある。
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石原さんによると、食べものにも陰性と陽性があり、体を冷やすのが陰性の食べもの、体を温めるのが陽性の食べものと分類されるのだそう。陰性に偏った冷え性の状態をバランスのとれた間性の状態に導くためには、陽性の食べものをよくとって体の中から温めるのと同時に、体を冷やす陰性の食べものを控えることが大切になるというわけ。
「陰性の食べものは青や緑、白い色をしていて、水分が多く柔らかいのが特徴。一方、陽性の食べものは、黒や赤、橙色をしていて、水分が少なくしまっているのが特徴です。塩の効いた食べものも陽性になります」(同)
次に挙げる、代表的な陰性と陽性の食べものをチェックしておくと、食生活の見直しに役立つはず。
●陰性の食べもの
牛乳、豆腐、白砂糖、パン、レタス、キュウリ、モヤシ、バナナ、ミカンなど
●陽性の食べもの
肉、魚、黒ゴマ、みそ、しょうゆ、チーズ、明太子、干物、ニンジン、ショウガなど
「昔ながらの和食には、体を温める陽性の食べものが多く使われているので、冷え性対策にはおすすめです。どうしても陰性のものが食べたいときは、塩をかけたり熱を加えたりして陽性にするといいでしょう」(同)
間食に関しても、体を温める黒砂糖やかりんとう、ショウガ紅茶などを選びたいところ。ただしダラダラ食べていると、胃に血が集まり続けて、最大の産熱器官(熱を生み出す器官)である筋肉への血流が少なくなり、体が冷えてしまうので気を付けて。
冷え性に悩んでいる人は、陽性の食べものを多く取り入れた食生活を心掛けて、体質改善をめざしてみよう!
医学博士。イシハラクリニック院長。難病の食事療法で有名なスイスのベンナー病院、モスクワの断食療法病院、長寿地域のコーカサス地方(グルジア共和国)で自然療法を研究。漢方薬、自然療法などを用いた独自の療法を行っている。テレビや雑誌、講演会等でも活躍中。「温め美人プログラム」(WAVE出版)、「生姜力―病気が治る!ヤセる!きれいになる!1週間で効く8つの活用法!」(主婦と生活社)など、270冊以上の著書がある。
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