だから違った！男女で違う、失恋のダメージと未練

できれば体験したくないけれど、恋愛するうえでなかなか避けることができないのが“失恋”。リスク管理のひとつとして“失恋のアレコレ”を知っておくと、もっと賢く恋愛ができるのかも？　そこで、恋愛アドバイザーのぐっどうぃる博士に、「失恋すると人はどうなるのか？」について質問してみよう！

「失恋のダメージは、男性よりも女性のほうが大きい傾向があります。まずはこれに関して説明します。人の本能を考えるとき、数千年、数万年昔のことを想像してみましょう。まず女性には、妊娠、出産、子育てという役割があり、太古の昔、妊娠してから約4年間はパートナーがいなければ、生きていけませんでした。もしこのとき、パートナーを選び間違えたり、失ったりすれば、女性は自分の子供もろとも死ななくてはなりません。そのため女性は、もっとも優秀な相手をひとり選び、その相手が自分から去らないようにしようとしたのです」（同）

こうした背景から、女性は“ひとりの恋愛対象”にかけるエネルギーが大きく、男性よりも失恋のダメージが深刻になるのだとか。

「“女性のほうが失恋後の割り切りが早い”とも言われますが、それは、ふたつの場合に起きます。ひとつはその男性に価値がないと感じ、女性のことをケアする能力や気持ちがないと確信したときです。もうひとつは、他の男性の魅力で上書きされたときです。より優秀で、自分のケアしてくれる男性が現れれば、元の男性に興味がなくなります」（同）

では、一般的に男性のほうがフラれた相手に未練を持ちがちだと言われるのは？

「それは少しでも多くの女性と子供をつくる可能性を残したいため、急速に冷めたり、忘れたりせずつながり続けようとするので、そう思われるのでしょう。男性は妊娠、出産、子育てという役割がなく、ひとりの相手にそこまでこだわる必要性がないため、より多くの女性と関係を持とうとする傾向があります」（同）

わが身や周りの失恋話を振り返ってみると、何だか納得!?　意中の彼が手に入らずがっくりきてしまっても、「男と女はそういう風にできている」と考えれば、少しは心穏やかになれそう。人生の一大事とも言える“失恋”をおざなりにせず、じっくり真正面から向き合ってみると、恋の達人に近づけるかも！



恋愛カウンセラー。理学博士。女性の恋の悩みを解決する恋愛相談サイト『恋愛ユニバーシティ』を運営。日々恋の悩みに答えている。恋愛スキルがアップする携帯公式サイト『恋が叶う99のルール』をはじめ、雑誌やテレビなど多方面で活躍中。誰もが簡単に成功できる書籍『夢を叶えるアカデミー』（扶桑社）が新発売。


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