ママタレントが人気を集める今、独身女子も妊娠や出産について早々に意識する人が増えているみたい。ある調査によると「いつかは産んでみたい」と考えている女性が、90%を超えるのだとか。では、いざ授かりたいと思ったときには、どんなことをしたらいいの?
「まずは女性としての自分の体の状態を知っておくことが大事」と、愛育病院の産婦人科医長、中山摂子さんは話す。
「産める体であることの基本は、月経周期が安定していること。そのためにも基礎体温を測り、月経リズムを詳しく知っておいてほしいです。低温期から高温期に移行する期間が妊娠しやすい時期です。低温と高温排卵期がきちんとあるかどうかもチェックしてください」(中山摂子さん)
排卵期を知るには、「排卵チェッカー」というものを使用する方法もあるのだそう。これは、妊娠チェッカーと同じように、尿の成分から排卵日を特定するもの。産婦人科への受診を通して入手できるほか、取り扱っている調剤薬局で買い求めることも可能。
「ただし、基礎体温も排卵チェッカーも、避妊や妊娠の目安としては絶対的なものではありません。あくまでも体調管理の目安として捉えてください」(同)
また、「今は独身だけれど、将来妊娠できる状態なのか今のうちに知りたい」という女子も少なくないはず。そんな場合は、産婦人科で受ける「ブライダルチェック」もおすすめ。これはいわば“産みたい女性のための健康診断”で、卵巣や子宮の状態を診察して妊娠できる状態にあるかどうかを確認できるもの。婦人科に申し込めば、誰でも受けることができるのだとか。
「ブライダルチェックを通して、妊娠や分娩に影響を与えかねない病気の有無を確認することもできます。例えば子宮筋腫などの病気が発見できることも。できるだけ安心して妊娠に臨むためにも、活用していただきたいですね」(同)
費用は、医療機関によって違いがあるけれど、だいたい2~4万円。もしなんらかの病気が発見された場合に、治療期間が必要になることを考えたら、結婚や妊娠希望時期の直前ではなく、ある程度余裕を持って受けておくのが理想的と言えそう。
こんな風に自分の体の状態を詳しく知ることは、授かる、授からないに関わらず、女性としての日ごろの健康のためにも大切な心構えと言えそう。ぜひ参考にして、イキイキとした毎日を!
愛育病院産婦人科医長。東京女子医科大学卒業後、同大学産婦人科教室入局。平成6年より2年間の米国衛生研究所(NIH)留学を経て、平成9年より愛育病院に勤務。日本初の周産期センター(東京女子医大)の第1期生として入局以来、周産期医療を中心に活動。自身も44歳での出産経験がある。『35歳からの出産を選ぶあなたに』(亜紀書房)監修。
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「まずは女性としての自分の体の状態を知っておくことが大事」と、愛育病院の産婦人科医長、中山摂子さんは話す。
「産める体であることの基本は、月経周期が安定していること。そのためにも基礎体温を測り、月経リズムを詳しく知っておいてほしいです。低温期から高温期に移行する期間が妊娠しやすい時期です。低温と高温排卵期がきちんとあるかどうかもチェックしてください」(中山摂子さん)
排卵期を知るには、「排卵チェッカー」というものを使用する方法もあるのだそう。これは、妊娠チェッカーと同じように、尿の成分から排卵日を特定するもの。産婦人科への受診を通して入手できるほか、取り扱っている調剤薬局で買い求めることも可能。
「ただし、基礎体温も排卵チェッカーも、避妊や妊娠の目安としては絶対的なものではありません。あくまでも体調管理の目安として捉えてください」(同)
また、「今は独身だけれど、将来妊娠できる状態なのか今のうちに知りたい」という女子も少なくないはず。そんな場合は、産婦人科で受ける「ブライダルチェック」もおすすめ。これはいわば“産みたい女性のための健康診断”で、卵巣や子宮の状態を診察して妊娠できる状態にあるかどうかを確認できるもの。婦人科に申し込めば、誰でも受けることができるのだとか。
「ブライダルチェックを通して、妊娠や分娩に影響を与えかねない病気の有無を確認することもできます。例えば子宮筋腫などの病気が発見できることも。できるだけ安心して妊娠に臨むためにも、活用していただきたいですね」(同)
費用は、医療機関によって違いがあるけれど、だいたい2~4万円。もしなんらかの病気が発見された場合に、治療期間が必要になることを考えたら、結婚や妊娠希望時期の直前ではなく、ある程度余裕を持って受けておくのが理想的と言えそう。
こんな風に自分の体の状態を詳しく知ることは、授かる、授からないに関わらず、女性としての日ごろの健康のためにも大切な心構えと言えそう。ぜひ参考にして、イキイキとした毎日を!
愛育病院産婦人科医長。東京女子医科大学卒業後、同大学産婦人科教室入局。平成6年より2年間の米国衛生研究所(NIH)留学を経て、平成9年より愛育病院に勤務。日本初の周産期センター(東京女子医大)の第1期生として入局以来、周産期医療を中心に活動。自身も44歳での出産経験がある。『35歳からの出産を選ぶあなたに』(亜紀書房)監修。
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